知っているようで知らない?ADSLの特質
ADSLは、皆様もご存知の通り、ブロードバンド環境普及の立役者ともいえる通信技術です。
弊社サービスをご利用中のお客様でも、多くの方がADSLをご利用なさっていることと思います。
実情としては、非常に容易かつ安価に高速なネットワーク環境を手に入れることができるようになった反面、
実際にどのような仕組みで通信が行われているか、その性質を把握せずに利用している方が増えてしまっている、
という一面もあるようです。ADSLとはどのようなものなのか再認識してみませんか?
ADSLとは、電話の銅線(メタル線)が使用していなかった特定の高周波数帯域にデータ通信を重畳させることで、
電話のネットワークインフラをそのまま利用しつつ高速でデータ通信を行う、という技術です。
ISDNと違って、信号は音声通話と同じアナログ信号として送受信されており、専用のモデムを介することで通信が可能となっているのです。
前述のように、既存の電話回線(銅線)を利用するという仕組みであるため、 どうしても距離やノイズなど(屋内の電気的な環境なども大きく影響)に弱く、そういった悪影響があればあるほど速度は低下し、接続切れ(リンク切れ)の原因にも繋がります。高速で常時接続であるとはいっても、それなりに欠点もあるのです。
突然、アクセスできるはずのサーバーに繋がらない、メールの送受信が行えなくなった、データの送受信が遅くなった、などのトラブルが起こった場合、 まずはADSLの回線を疑ってみましょう。http://www.yahoo.co.jp等の有名Webサイトも見られない、とのことであれば、確実にADSL回線のトラブルです。
それまでは通常にアクセスできた、という状況であれば、多くの場合、モデ ムの電源を入れなおすだけで解決出来ます。
*トラブル時のチェックは、モデムから。
7/9に発生した障害について
7/9、下記の時間帯に、メール・WEBサーバの上位回線のNSPIXP2において機 器の障害が発生しました。
この間、弊社メールサーバを始め、NSPIXP2経由 になっているプロバイダ様のサービスが一部不通となりました。
弊社ご契約中のお客様に多大なご心配・ご迷惑をお掛けしたことを、深くお詫び申し上げます。
- 発生時刻:2002年07月09日(火曜日) 12時48分
- 復旧時刻:2002年07月09日(火曜日) 13時20分
※NSPIXP2とは、WIDEプロジェクトが運営する相互接続ポイントです。
なお、復旧後の今も、一部のプロバイダ間で、ネットワークが延滞しているとの見解があります。
(7月11日現在)
ADSLの普及度合いには、本当に目を見張るほどの驚きがあります。6年程前に 初めてDSLという技術を知ったときは、まさかここまでの状況になるとは思っ てもおりませんでした。 それもこれも、インターネット自体が一般の生活に深く関わってくるようになってきたからこそ、なのでしょう。とはいいつつも、まだまだライフラインレベルの安定さは望むべくもなく、ユーザー自身が知らなくてはいけないことが 多すぎるのが実情です。 今回のご案内で、少しでもお手伝いになれれば幸いです。
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