迷惑メール対策
日々送られてくる迷惑メール。その対策は大変頭の痛い問題です。多くの場合、差出人も詐称されており、また、法的に定められている「※未承諾広告」という表記に関しても、まったく守られていないのが現状ですので、フィルタリングによる対策も、簡単にはいきません。
システム的な対策
企画屋のサーバでは、こうした違法性の強い迷惑メールの送信が発覚した場合、或いは、こうした迷惑メールが弊社サーバに送信された場合、IP拒否など多くの制限をとることで対処しています。
自分でできる簡単な対策
1.ロボットシステム対策
無差別に大量配信される
迷惑メールの多くは、ウェブ上で公開されているメールアドレスをメールアドレス収集ロボットによって自動的に収集されています。これはhtmlファイル内の<mailto:>を探して収集していきます。
この収集ロボットを回避するために、メールを受信したい時は、できるだけ、フォームを使うことをおすすめします。CGIを使用できないサーバをご利用の方や、やむを得ず公開する場合は、
メールアドレスをhtmlファイル内に表記せず、画像を使ったり、JavaScriptによって別のファイルから呼び出すようにするという方法があります。
2.メール不正中継対策
自メールサーバをメール中継地点(踏み台)に利用された場合、
迷惑メールを受け取った人から、 差出人、あるいは関係者として誤解される可能性があります。
また、不特定多数の宛先へのメール配送を処理しなければならないため、 自メールサーバの負荷が急激に上がり、レスポンスが低下したり、サーバダウンを招く可能性もあります。
これを回避するためには、現在ご利用中のメールサーバソフトを確認し、不正中継対策用の設定が可能かどうか、ご確認ください。また、お客様のご利用環境に合った設定を行なってください。
アンチspammer対策
迷惑メールを配信する人間のことを、俗にspammerと称しますが、こうしたspammerを徹底的に攻撃するアンチspammerと呼ばれる人々が存在します。インターネット上には、迷惑メールの問題を説き排除を目的として行動している方々がおりますが、こうしたアンチspammerは、過剰にこうした運動を起こしている人といえるでしょう。あまりにも迷惑メールに対し過敏になってしまうことで、非理性的に迷惑メールではない合法的な広告メールまでを排除しようとする。アンチspammerには多かれ少なかれこうした一面があるようです。
例えばopt-in済みの広告メールであっても、こうしたアンチspammerに迷惑メールとして扱われてしまう可能性は否定できません。
- 件名を明確に
- どういう目的で配信されているか
- 対象者はどういう人たちか
- 対象者はopt-in済みである
- opt-outの方法
- 連絡先等の配信者についての情報
これらの項目について、ひとつでも抜け落ちた部分がないことを確認し、また、実際の配信先のアドレスをしっかりと確認した上で、メールを送信しましょう。
spammer対策
多くの迷惑メール配信者は、自らのメールアドレスを詐称したり、フリーで提供されているサービスなどからメールを送信するなど、なかなかその特定は難しいのが現状です。
弊社では、弊社サービスの利用者から該当行為を行ったお客様がいた場合、厳しい措置で対応いたします。詳しくは迷惑メールへの対処をご参照ください。
opt-inメール配信のモラル
opt-inメールを迷惑メールと間違われないためにも、配信の際は、一般常識的なルールを守りましょう。
例えば、1年前にopt-inの承諾を得たユーザに、1年間一切連絡をとっていなかったにもかかわらず、突然opt-inメールを送ったとしても、これは迷惑メールを送られたと苦情が来ても仕方がありません。送る側はopt-inメールの承諾を受けてから最低でも24時間以内にサンキューメール(確認メール)を送るのがマナーであり、1週間以内に、最初のメール配信を開始するものだという認識を持つべきです。
そして、必ずメール内に「このメールは○○でメールの配信を希望すると答えた方に送っています。」という、送信の目的や送信の対象者、そのアドレスをどこで入手したかなどの明記を、「このメールの配信を中止する場合はこちらから…」などと、opt-outの記述も忘れずにしておきましょう。
また、自社サイト内に「プライバシーポリシー」(インターネット上のサービスにおいて、サービスの提供者が明らかにするサービスを受ける者の個人情報取り扱い方針のこと。メールアドレスや通信記録の管理方法などを明らかにする。)なども必ず記載しておきましょう。
クレーマー対策
迷惑メールを受け取ったと言って、必要以上に苦情を申し立てる人達をクレーマーと言いますが、自分が送信したメールが迷惑メールではないと力説しても、過剰反応するクレーマーには通用しません。そのためには、あらかじめopt-inメールの知識、迷惑メールの知識をしっかり身に付けておきましょう。こちらが無知では、クレーマーには全く太刀打ちできません。
もし、クレーマーの対応などでお困りの方がいらっしゃいましたら、弊社テクニカルサポートサービスに一度ご相談ください。正しいopt-inメールの書き方などもサポート致します。
メールによるウィルス蔓延について
現在インターネット上で広まっているウィルスの被害は80%以上がメールを媒介したものだと言われています。メールアカウント単位での対策は、それぞのコンピュータで行う必要があり、管理者にとって大変難しい問題です。企画屋のウィルスカットサービスは、サーバ側でウィルス付きメールを監視。わずらわしいマシンやソフトの設定をすることなく、ウィルスをまとめてシャットアウトできます。
詳しくはウイルス削除サービスをご覧ください。